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新卒社員による社長インタビュー 

新卒社員による社長インタビュー 

山本社長 × 新卒社員

2021.01.15

2020年に入社した新卒社員から、現場研修を通して感じた「介護」や「認知症」のこと、今だからこそ社長に聞いてみたいことをインタビューしてもらいました。

本社の仕事は現場があってこそ

山本社長
本社に配属されて3ヵ月が経ちますが、実際に働いてみて、どのようなことを感じているかな?
皆の率直な感想を聞かせて下さい。

樋口
「先輩方に早く追いつかないと」という気持ちで、日々いっぱいいっぱいです。

大島
私は数字などを多く使う部署なので最初はExcelに苦労しましたが、楽しく仕事ができています。

池田 
本社に来て、「現場が主役」ということを実感しました。
本社は現場があるからこそできる仕事。改めて現場の方に感謝の気持ちを持ちました。

山本社長
一人ひとり感じることは色々あると思うけれど、皆の表情を見ていると、ひとまず楽しく仕事ができているようで安心しました。池田さんの言ってくれたことも正しく、そうだと思う。現場の皆が頑張ってくれているからこそ、本社の仕事がある。それは決して忘れてはいけないこと。

なりたい」と思う気持ちが大切

樋口
社長は、普段どのような仕事をされているのですか?

山本社長
どんなことをやっているように見えているかな?(笑)

樋口
会議が多いイメージです。

山本社長
確かに、会議ばかりしているイメージがあるよね(笑)。一言で言うと、「決める」仕事をしているのかな。決めるために必要な材料を各部署に上げてもらい、判断をしています。例えば、会社の年間の事業計画の策定、国内外の新規事業の投資や新しい制度の実施可否、細かく言えば開設するグループホームの価格設定など。本当に様々なことを決めていますね。最近では、新型コロナに関連する内容が多いかも。防疫対策の方針や報告の管理体制など、リスク管理にまつわる判断も重要です。

樋口くんは社長を目指しているのかな?(笑)

樋口
いつかはと思っています・・・!

山本社長
その気持ちは大切にして欲しい。何事も、やると心に決めたり、なりたいと思っている人間でないと成し遂げることができない。社長になるのは目的ではなく手段だと思う。社長になって何を果たすのかという目的がない人は社長にはなれないし、なってはいけないと思っています。私自身、もともとは社長になることに興味はなかったんだけど、MCSに入社して経営の中心で物事を進めているうちに、やりたいことを実現するために社長になろうと思いました。

時間の投資や努力が何より大切

池田
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

山本社長
シンプルに言うと「決めたことを必ずやる」ということ。まずは決めたものがあるかどうかだけど、自分で決めたことは絶対にできるはず。言ったことを言った通りに必ずやり切るようにしています。
また、何歳になっても「学び続ける」ということを大切にしているかな。新しい情報や知識に触れることも。新卒の皆には、これでもか!というくらい勉強や努力をして欲しいね。知識や技術を身につけることは、社会人になってからの方が重要。何かを成し遂げよう、結果を残そうと思うなら、働く時間以外にどのような努力をしているのか、成長するためにどれだけ時間を投資しているのかが重要だと思う。難しく考えず、身近なところからで構いません。例えば、さっき大島さんが言っていたように、Excelが苦手なのであれば自分で勉強をしたり。そういう小さなことからで良いので、自分への投資を惜しまず、日々学び、成長していって欲しいと思う。

ご利用者への思いがご利用者にも伝わる

大島
社長は事業所にも訪問をされていますが、現場の介護職員さんから学ばれることはありますか?

山本社長
とにかく「ご利用者のことをよく知っているな」と訪問するたびに感心する。お一人おひとりの性格や癖、生活パターンや要望(何をしたいと思われているか)などを、よく理解した上で行動を選択しているなと感じます。それは本当に努力をしているからこそ。お一人おひとりの想いを引き出す対応や声かけがすごい。そういうシーンを見ると、コミュニケーションの大切さを実感し、学ばなければならないと感じる。
また、今も新型コロナで特に現場は大変な状況が続いているけれど、MCSはこれまでも東日本大震災や豪雨災害など様々な災害を経験して、そういう状況に置かれた時に、誰一人現場を投げ出そうとしない。2週間家に帰れない状況が続いても、利用者さんのためにと、自分を犠牲にしてでも目の前の人のために働いている。日々、ご利用者の生活そして命を守るために奮闘している職員の皆さんには本当に感謝してます。

山本社長
3人は事業所で研修を行ってきましたが、先輩の姿を見てどのようなことが勉強になったかな?

樋口
物音一つでも、誰が動いた、誰が起きてきたとわかっていらっしゃった。そういうところが本当にプロだなと思いました。ご利用者のことを深く理解しているからこそ、ご利用者にもその思いが通じるのだと思います。

認知症になっても変わらないものがたくさんある

大島
特に印象に残っているご利用者とのエピソードはありますか?

山本社長
やっぱり一番最初にお会いした方が特に印象に残っているかな。私が入社したばかりの時の話なんだけど、その頃は、介護をしたこともなく認知症に関する知識もほとんどなかったので、正直恐怖心もあって。ドキドキしながら事業所に行きました。そんな中で出会ったおばあちゃん。お会いして開口一番に「あんた花札できんの?」と聞かれて(笑)。98歳のおばあちゃんでしたが、花札をするとすごく滑舌が良くなって、動きが俊敏になられる。その姿にとても衝撃を受けたのを覚えているよ。それまで、認知症になると何もできなくなってしまうのではないかというような誤った考えを持っていたけれど、その認識が180度変わった経験でした。
他にも、以前お会いした方が「あのでかい兄ちゃん元気かな」と言ってくれていたと聞いたりすると、認知症は様々な症状はあっても、心に残るものは間違いなくあるといつも気づかされる。だからこそ、グループホームのような場所が必要。自分たちにできることはまだまだあると、常に思っています。

山本社長
本社と現場は環境が違うけれど、本社に来てみて何か考えが変わったりしたことはあるかな?

池田
現場研修は、本社で働く上でとても大切だったなと感じています。「現場のために」と、働く原動力になっています。

大島
私は仕事内容としては、ご利用者というよりは職員さんに対する仕事が多いので、研修での経験を思い出しながら、人事の仕事にもつながるようにと考えています。

樋口
全国の事業所を支えるというのは、責任も大きいですし、事業所の役に立てるように頑張らなければと実感していますね。

山本社長
新卒1年目で役に立とうというのは難しいかもしれない。皆はまだ全力で教えてもらう立場だしね。その代わり、貢献しようという気持ちは常に持っていて欲しい。それを返してくれるのは3年後、5年後で良いので。今はやりたいなと思っていても、できないことの方が多いかもしれない。ただ大切なことは、今自分にできることに対して精一杯取り組むということ。日々の細かな業務を丁寧に積み重ねることで、だんだん色々なことができるようになってきます。どうしてMCSで働こうと思ったのか、また、現場研修を通して感じたことを忘れずに、これからも仕事をしていって欲しいと思う。

今日は色々な話をしたけれど、またこうやって皆で話せる時間を作りましょう。

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